テクノロジー

ワークのテクノロジーと品質はデザイン開発設計技術と数々の高度な特許技術、そして熟練の職人達によって支えられています。更にワークではモータースポーツにホイールを供給し、レーシングチームと共同開発をおこない、鍛え上げたものを製品へフィードバックしています。ワークの技術力はモータースポーツなくして語ることはできません。

デザイン開発設計

ワークではホイールのデザイン開発設計は専属のデザインチームと設計チームの2チーム体制で開発をしています。特にデザインチームではデザイン時から強度を意識しながらデザインをしています。このように高度な専門知識とスキルを兼ね備えたワークの心臓部でもある開発部では、創業者の意思を引き継ぎ、デザインを創る時はワクワクドキドキを忘れず、売りたいものではなく、自分が買いたいかどうかを常に意識しています。

鋳型作製

ワーク製品には鍛造ホイールと鋳造ホイールがあります。ここでは鋳造ホイールについて解説します。まずはデザイン開発設計部門で作製されたデザインを元に鋳型を作製します。鋳型はサイズ毎に作成する必要がある為、サイズバリエーションが多い製品は必然的に多くの鋳型が必要になります。

鋳造

出来上がった鋳型にアルミ合金を融点よりも高い温度で熱して溶かしたあと、型に流し込み、冷やして目的の形状に固めます。ワークでは2種類の鋳造製法、ロープレッシャー(低圧鋳造)とグラビティダイキャスティング(重力鋳造)をそれぞれ製品の種類によって使い分けています。鋳造のメリットはデザインの自由度が高く、精密で複雑な成形も可能で更に寸法精度の高さや高剛性、粘り強さなどがあります。

鍛造

ワークではフラッグシップモデル、ハイエンドモデルやフルオーダーメイドホイールのSIONなどでは鍛造製法を用いて製造しています。鍛造はアルミを加圧して潰すようにして成形する方法です。こちらも2種類の鍛造製法、型打ち鍛造とソリッド鍛造があります。画像内では鍛造成型したアルミソリッド材をマシニング機械で削り出していきます。工程も多く、時間もかかりますが、最大のメリットである強さと軽さを両立させることができます。

リム生成

2ピース/3ピースではディスクを固定する為のリムが必要になります。リムは1枚の円盤から造り出されます。まずは鍋型にした後、鍋底を切り抜きます。その後、別の機械でリムを成型していきます。リム製造で特に難しいのが真円度の高いリムを造る事です。これによりリム製造を断念する企業も多数あります。ワークではこの製造過程で多くの特許を取得しています。詳しくはワークの特許をご覧ください。

磨き・塗装・各種加工

鋳造または鍛造後のディスクを綺麗に磨き上げ、塗装をおこないます。塗装や磨き上げはもちろん職人によるハンドメイド。ワークでは標準色だけでなく、カスタムオーダープランセミオーダーカラーカラリズムアステリズムそしてインペリアルゴールドなど様々な色に対応しております。もちろんカスタムカラーをおこなってもしっかり品質保証・機能保証をしています。※ワークでの塗装に限ります。

組付け

完成したディスクとリムを組みつけます。ワークでは仮組は職人が手作業で、一定トルクでの締め付けは機械により、より確実に安全に配慮して組み付けをおこっています。人の手で組み付けをすることにより、目視検査も兼ねています。そして検査、溶接前のブラッシング、ディスクとリムの仮組から溶接、ピアスボルトの締め込みをおこないます。その後、シーリング作業をおこなって次の工程へ進みます。

検査

組付け後、検査を行います。ワークでは人の目でチェックする項目は最低でも7項目以上あります。更に機械での検査もおこないます。検査は振れ検査、外観検査、バランス検査、機能検査など、様々な検査を行います。何人もの職人が検査を行う体制となっております。

各種試験

ワークではホイールの開発時に各種試験をおこなっています。試験基準は経済産業省監督のVIA基準や日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(NAPAC)のJAWA推奨がありますが、ワークでは更に厳しい独自の試験基準を設けています。回転曲げ疲労試験、半径方向負荷耐久試験、衝撃試験のほかにも自主的に実施しております。(垂直インパクト試験等)また、品質維持の為、 サーベイランステスト(抜き打ち)も随時おこなっています。

JAWAとは?(JAWAオフィシャルサイトへ移動します。)

JAWA スリースター アルミホイール選びの新基準(外部動画サイトへ移動します。)

最終検査・梱包・発送

上記の工程を経て最終検査を行い、梱包・発送をしています。ワークでは機械ではできないような見えない技や手間、思いが製品に詰まっています。信頼をどのように製品に込めるかが私たちのこだわりです。

 

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